空手で強くなる楽な近道はない 苦しく厳しい稽古が必要

空手で強くなる楽な近道はない

私は心だけでなく体も非常に弱かったのでこの空手で強くなるのに楽な近道はない 苦しく厳しい稽古が必要ということを自分なりに理解するのに時間がかかりました。

空手道場で学べば勝手に強くなるのか?

私が空手を始めた当初は空手道場で学べば勝手に強くなるとかんがえていました。

フルコンタクト空手の道場で8割がすぐ辞める理由

しかし、これは間違いで私が1番初めに空手を始めたフルコンタクトの空手道場は大体新規入門者の8割ぐらいが2、3日で来なくなるようなところでした。

理由は簡単。

苦しくて厳しいから。

2日目ぐらいから組み手で自分より経験の長い強い相手からぼこぼこにされるから。

さすがに黒帯の方からぼこぼこにされることはありませんでしたが、黄色帯や緑帯、茶帯などの有級者の先輩からは手加減なくぼこぼこにされていました。

フルコンタクト空手の道場ですぐ辞める

だから、よほどやる気があって覚悟があり、強くなる意思を持って入門した人しか続かないのが現状で下。

私も本当に稽古のたびに苦しいからもうやめると入門してから2年間ぐらいはずっと思っていました。

しかし、やめる勇気もなく、だからと言って気持ちが乗らなかったらサボったりして決して真面目に空手に取り組んでいたわけではありません。

なんとか辛うじて続いていたと言うのが本当の所です。

強くなる人は取り組み姿勢ややる気が違う

そんな感じで続けていたのですが私がその空手道場に入門して1年が過ぎた時ぐらいに入門した人が私が入門して以降、初めて長続きしました。

その人と入門当初組み手をした時は全然私の方が強くて弱いなと思っていたにですが、半年ぐらいすると立場が逆転。

その人と組み手をするのが痛くて苦しく感じるように。

その時はやはり持って生まれた体の性能の差や仕事などで自然と鍛えられた体の筋肉量の差なんだろうと考えていました。

(私は事務の仕事でその人は土方の仕事をしていました。)

そしてその人に抜かれてしまった後も楽して空手を強くなる方法ないかなと本気で考えていました。

しかし、今ならなぜ私とその人に追い抜かれてしまったのかよく分かります。

強くなる人は取り組み姿勢ややる気が違う

それはその人が苦しくてキツくて厳しいトレーニングや稽古を続けていたからです。

稽古も全然休まないし、組み手もやられても怯む事なくアグレッシブに攻め続ける。

試合や大会も積極的に出場。

空手を始めて一年ぐらい経過した頃には体つきも変わり鍛え抜かれた筋肉美の体になっていました。

そして、その人はあっという間に強くなって別な楽しみを見つけたのか1年半ぐらいでその空手道場から去って行きました。

そして、私もそのフルコンタクト空手の道場を3年半つづけて、先輩とも週に2日妻の実家の倉庫で組み手やミット打ちの稽古をしてそれなりに強くなってきました。

黒帯になっても楽に強くなれる方法や技を探していた

黒帯になったが強い相手には子ども扱いで通用しない

あと、3ヶ月後ぐらいに黒帯の審査をするからと言われていたのですが、自分の子供を強くする為に空手道場に入れたくて、練習の時間が夜遅いその流派から別の流派に移ることに。

また、白帯から始めました。

その流派はそれまでのフルコンタクト空手と投げ技や関節技、絞め技、上段突きがある変わった空手でしたが、フルコンタクト空手の経験があったので、2年半ぐらいで2回の審査で黒帯に。

黒帯になっても私の甘い考えは変わらず、楽に強くなる方法や技がないかインターネットで探したり、自分で考えたりして、それを道場の組み手で生かせないか試す事を続けていました。

黒帯になったが強い相手には子ども扱いで通用しない

なかなか良い技は見つかりませんでしたが、場合によっては有効な技も身につける事が出来たのですが大会で優勝するような人とのレベルの差は歴然で全然通用しませんでした。

本当に子供扱いされるぐらいです。

この時ももともとの運動神経やセンスの違いがあるから自分は勝てないんだと考えていました。

これも、今思うとそれもあるのですが、私の空手に対する取り組み姿勢や本当に強いと言われてる人との練習量の差があったと思います。

ようは強くなれない言い訳をしていたんだと思います。

格下に負けてもルールなどで言い訳をしていた

更にこの時期にイキの良い若者が入門しました。

その若者は遠慮なく思いっきり素手で顔を殴ってくるようなタイプ。

(私が所属する流派は昔、顔面を素手で殴るルールでやっていたので当時はまだその名残が残っていました。

受けれない殴られた方が悪いと言う考えです。)

そんな遠慮がない全力で空手をするタイプだったので、どんどん強くなり、流派内の別道場の昔ながらの顔面を殴る空手を教える道場に出稽古に行くようになってからは全く躊躇なく顔面を殴るように。

(私が所属する道場の師範からは顔面の横を抜くように指導されていたのでこちら側は誰も顔面を殴ることはありませんでしたが)

格下に負けてもルールなどで言い訳をしていた

そして、私以外の黒帯は全員顔面を殴られて本当の意味で倒され、後はわたしだけ。

それでもその彼が就職で道場を辞める日までなんとか持ち堪えていたのですが、最後の最後、私も顔面を殴らないけども本気で組み手をすることに。

最後の方まではなんとか耐え凌いでいたのですが、最後の最後で思いっきり鼻の部分を殴られて両鼻から流れるような血が出て組み手終了。

ルール無用やし、こんなんでどっちが勝ったとかないやろ。

普通にやって勝てないからってほんまに卑怯な奴と思っていましたが、でも、こちらが黒帯。

向こうは白帯。

今思うと本当に苦しくて辛い厳しいトレーニングや稽古をやっていなかったから黒帯の強さや厳しさを見せられなかったと思います。

空手で強くなる楽な近道はない 苦しく厳しい稽古で手に入れる

昇段審査で自分の弱さを思い知る

そして、このあと、自宅ではスタンディングバックを購入して妻の実家の倉庫で週に2回ぐらい突きや蹴りの稽古をして、自宅ではビリーブートキャンプを週に2回ぐらいする程度の稽古やトレーニングをして2回目の黒帯の昇段審査 初段を受けることに。

(私が所属する空手道場の流派はまず黒帯の初段見習いになってそのあと初段の審査を受けることになります。)

その時にいつもは黒帯の大学生から始まり最後の方で各道場の責任者クラスが出てくるので、大学生クラスは大丈夫と思っていたのですがこの時は非常に残念なことに中盤に入る前から道場の責任者が出てきてそれが最後まで続くことに。

空手の昇段審査で自分の弱さを思い知る

想定外の展開でこの時の私はなんて運が悪いんだと悲しい気持ちでいっぱいでした。

出てきた各道場の責任者クラスは一人一人が私クラスかそれ以上。

体もどっしりとしていて強い人ばかりでした。

そんな猛者たちを相手にするので中盤の時点で完全にスタミナ切れを起こしてしまいました。

そんな感じで結果は全く自分の空手が出来ずに、自分の不甲斐なさや弱さと強い責任者クラスとの筋力や技術の差を知ることに。

その時に空手で強くなるのに楽な近道はない。

毎日1時間空手の稽古や練習 トレーニングをすることに

苦しく厳しいキツいトレーニングや稽古が必要だ。

毎日1時間空手の稽古や練習

そう思い毎日空手の稽古や練習、体を鍛えるトレーニングをする様に。

現在ではルーティーンで毎日1時間空手の稽古や練習、体のトレーニングをしないと気持ち悪くなりましたが、この日々の積み重ねを続けて7年以上が経過しましたが今の私は初段をとった今よりも7歳以上若い私を一瞬で倒せるぐらいの強さを身につけました。

でも、それでもやはり私の流派内を見ても一瞬で倒されるぐらいレベルの差がある人もいますので、全然自分が強いなんて思えません。

なので、本当に強いとおもえるレベルには全く到達していませんが、それでも空手で強くなるのに楽な近道はない。

空手の体を鍛えるトレーニング

苦しく厳しいキツいトレーニングや稽古を続けることが必要であると言うことは空手を始めて10年弱ぐらいで初めて分かったので、このページにたどり着いた方はその事を心に刻み込み、もう一度真剣に空手道に取り組み、強さを手に入れて下さい。