空手の大会や試合中に子供の保護者である親がふがいない子供を叱咤激励する為か怒鳴る光景を見ることがありますが、子供目線で物事を考えられない見苦しくて最悪な親だなといつも思います。
目次
子供の苦しみや痛みを理解して怒鳴っているいるのか?
子供たちの心境を考えたことがあるのか?
空手の大会や試合に出る子供たちの心境を考えたことがあるのか?
自分がそのプレッシャーやストレスがかかる場面で自分より強い相手でどうしようもないときや痛くて苦しいときに怒鳴られたらどう思うのか?
自分の子供の試合展開に「もっと手を出せよ」とか「積極的に攻撃しろよ」とふがいなく思ったり、自分がやられているような感覚になってイライラする気持ちになってしまうことは理解できるのですが、子供たちの心境を考えるとその怒鳴る選択肢は0です。
まず、空手の大会や試合に出るということは大勢の知らない人たちの前で知らない相手と戦うことになります。
親である自分がプロ格闘家と戦うことを想像すれば分かる
スピーチを想像すれば分かる
大勢の前に出ることが好きな人や慣れている人は全く何も感じないかもしれませんが大多数の普通に生活している人は人前に出て注目されるだけで緊張するしストレスです。
人前でスピーチすることを想像すれば分かることです。
大人でも非常に緊張する場面。
人生経験の少ない子供はもっと大きなストレスがかかります。
対戦相手に失神させられるかも
そして、対戦する相手が強いかどうかも分からない不安。
もしかしたら自分が手も足も出ないぐらいの差があり、一発で失神させられてしまうかもしれません。
もしかしたら中段突きであばら骨が折れてしまうかもしれません。
プロ格闘家と戦うことを考えれば分かる
その事は親であるあなたがプロ格闘家と戦うことを考えてみれば分かります。
怖い。
苦しい。
逃げ出したいという気持ちになるはずです。
そんな相手と戦うときに手が出なかったり、逃げ回ったりして、自分の仲間や家族から怒鳴られたらあなたはどう思いますか?
「そんなこと言われても無理やし」とか「外野がごちゃごちゃ言うな、おまえがやってみろ」とか「全然心配してくれない、分かってくれない」とか、「なんで応援してくれんのや」とか怒鳴る相手に対して不信感やいらだちを感じるはずです。
そういう気持ちが理解できたら自分の子供がどんな試合展開になっても怒鳴るなんて事はできないはずです。
プレッシャーやストレスに打ち勝って大会や試合のこの場にいることだけでもすごい事だと考えられるようになるはずです。
怒鳴る毒親はペナルティーで強制的に大会に出場させる
応援の審判団を作り強制的に黒帯と戦わせる
なので、子供の試合中に怒鳴る毒親はペナルティーで強制的に大会に出場させるシステムを作れば良いのです。
大会を主催する流派の審判団が試合の優劣をつけるだけでなく応援の審判団も作り、怒鳴るなどの逸脱した行為をした親は強制的にトーナメントに入れて黒帯と戦わせる。
そうすれば子供の試合中に怒鳴る親も大幅に減るはずだし、いても大会に強制的に出場させることで子供の痛みや苦しみを理解して反省するはずです。
一緒に子供と空手をして組手をすることからはじめる
子供の苦しみや痛みを理解するために懸命な理解ある親御さんは自分も一緒に空手をして、組手をして空手の厳しさをすることからはじめてください。